端役から準主役になりそうな土星の月

 今日の宇宙画像は、土星の月フェーベです。
 カッシーニの今後の飛行任務における前座の映像ですが、ひょっとしたら準主役級のデータになっているかもしれません。
 笑窪が無数にある月ですけれども、階層化した表層には、氷の層があったり、他の側では、全く異なる表層を見せる月のようです。
 今回は、白黒映像データですが、たぶんカッシーニのスペクトル分析計器データも公開されるかもしれません。
 これからも、タイタン幕が上がるまでまだ他の月の出番が続きそうです。
 さて、この月は端役?それとも準主役?

土星の月フェーベの普通でない層
Credit: Cassini Imaging Team, SSI, JPL, ESA, NASA
説明:
 何が、土星の月フェーベで異常な小さくて暗い層を引き起こしたのでしょうか?
 層は、小さい月のカッシーニ宇宙船接近飛行の間、ちょうど金曜日に発見されました。
 階層化しているそれは、特に画像中央よりちょうど上のクレーターで明白です。そして、明るくて暗い物質が、交互にこのクレーターの特殊性の組み立てを明らかにします。
 カッシーニ科学者は、暗い表面境界層がより明るい表面下の氷層と絡み合っているのは、影響作用によってそのように階層化の結果になったと推測します。
 この映像は、およそ80キロメートルの範囲で、カッシーニフェーベからおよそ13,000キロメートルだけの時に撮りました。
 6月の末に、カッシーニ宇宙船は、土星の軌道の中へと減速するために、反動推進エンジンを点火するように指示されます。

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