赤い発光星雲と青い反射星雲の仲

 今日の宇宙画像は、発光星雲の近くに反射星雲が寄り添っているような領域です。
 このNGC 6559周辺は、近くにM 8またはラグーン星雲などがあって、アマチュアの天文写真家にとってかなり興味をそそる領域のようです。
 関連は、ラグーン星雲、散開星団NGC 6530等です。
 特に関連最後のラグーン星雲中央では、惑星地球で見られる「竜巻」模様をした星雲の一部が現れています。
 暗黒星雲のような星間物質と背後の星からの青い光が周囲を囲む様子は、正に竜巻に襲われる不気味さを伝えているようにも見えます。

NGC 6559の中央に
Credit: Adam Block (KPNO Visitor Program), NOAO, AURA, NSF
説明:
 明るいガスと暗黒の塵が、NGC 6559として知られている星雲の中央で星々との間を宇宙に広がります。
 主に水素のガスは、発光星雲の広がった赤い白熱の原因となります。
 近隣の星々からの精力的な光が、恒星間の水素、陽子と電子をイオン化するので、観察される赤い色を含む非常に特定の色の光を発して再び結合します。
 小さい塵粒子が、効率的に青い星明りを反射して、そう近くの明るい星々のうちの2つが、青い反射星雲状物質をつくっているのを見られます。
 塵も可視光を吸収して、暗雲と見えるフィラメントを引き起こします。
 NGC 6559は、射手座の星座の方へおよそ5000光年離れて位置します。

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