先ずは金星に向かったカッシーニ宇宙船

 今日の宇宙画像は、カッシーニ宇宙船の打ち上げ風景です。
 関連は、引き続き土星のリング、新しい分析結果から土星の磁気圏と太陽風土星大気圏とタイタンとの相互関係などです。
 7月1日に、カッシーニ宇宙船が土星軌道に入ったあと、事前の科学結果は、すでに複雑で魅力的な惑星システムを示し始めています。
 関連の動画では、カッシーニのリング面通過の音、土星の雲とタイタンを取り上げてみました。
 既に、タイタンの最新分析結果も公開されていますが、程なく宇宙画像でも取り上げますので、その時にタイタン特集を予定しています。

金星までのカッシーニ
Credit: KSC, NASA
説明:
 タイタン探測機ホイヘンスと一緒のカッシーニを取り付けたサターン人工衛星は、1997年10月15日に早朝空に飛び上がりました。
 ケープ・カナヴェラル飛行場の発射施設40から離れて弧を描く強力なタイタン4Bケンタウロスロケットが、水面を横断してここで見られます。
 高性能のロボット宇宙船カッシーニは、その7年の最初の中間地点として実際に地球型惑星金星そして、土星への惑星間の35億キロメートル(22億マイル)の旅行に向かって進みました。
 実際、カッシーニは、1998年4月と1999年6月の間の金星、1999年8月の地球、2000年12月の木星で向きを変えました。
 これらの「重力援助」遭遇の各々の間、6トン宇宙船は、速度を増して、ほんの3日前に土星に着きました。
 12月に宇宙船と分離する予定のホイヘンス探測機と共にカッシーニは、現在リングをはめたガス巨人を軌道に乗って回っています。
 土星の大きい月タイタンの地表への調査降下は、これまでに試みられる最も遠くの着陸です。

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