今日は、新たなる土星の月タイタン特集

 今日の宇宙画像は、土星の月のタイタンです。
 ずいぶん小さい画像ですが、いろいろな変化を観察した模様です。
 私たちに公表されているデータの内容は、数パーセントにも満たないでしょう。
 いろいろと憶測はできますが、隠せない事実として、NASAは「軍事部門」の一機関であることです。
 軍事機密に類するものは、ことの大小を問わず、情報公開法に基づいても無用になるまでは公開されないでしょう。
 その点を加味した上で、公開されている映像データを独自に分析できる力をつけなければならないのかもしれません。
 太陽系の知性ある生命は、惑星地球だけとは限らないのです。
 惑星地球の生命が唯一無二という思想は、成金趣味の低脳生命の思い上がりでしょう。

カッシーニによる赤外線でのタイタン
Credit: VIMS, U. Arizona, ESA, NASA
説明:
 生命の基礎単位が、タイタンのスモッグの下に存在することができましたか?
 何が、メタンの全てを生み出していますか?
 これらの質問に答えるのを助けるために、先週、巨大な惑星の軌道に入ってまもなくのカッシーニ・ロボット宇宙船より、土星の最も大きくて最も不思議な月の速やかな最初の様子を得ました。
 厚い大気中のスモッグが、可視光で詳細な表面上の映像を防いだけれども、赤外線光線は、タイタンの表面の性質の面白い手掛かりを提供することができました。
 最も精力的な跡を残すこの画像は、赤外線光線の3つの異なる色で、タイタンを示しています。
 いちばん左の映像は、今でもまだよく理解されていない様子の表面特徴を除いた最も詳細なものです。
 中央の映像のなめらかさは、単純な炭化水素を含んでいるウォーターアイスの大きい凍った海と一致しています。
 最も右の映像のより暗い地域は、比較的炭化水素が豊富な地域を示すかもしれません。
 南極の近くで見える白い点は、メタンを含んでいる大きい分子の持続的な雲であると仮定されています。
 科学者がこれらの映像とそれらを研究して、タイタンの不思議な表面のより良い理解は、これからの4年間に45回以上の接近飛行で、うまくいけば手近になります。
 来年1月にカッシーニは、ホイヘンス探測機をタイタンの表面に落とす予定です。

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