南極氷山と氷舌の惑星地球史上最大の激突全記録

 今日の地球画像は、惑星地球史上最大の激突までの全記録集です。
 南極のロス海で、先日、長さ120キロメートルを越すB15-A氷山がドリガルスキー氷舌を塞ぐように横腹で突撃しました。
 南極ではただ今、太陽が定休日のため可視光映像を得ることが不可能に近くなっています。
 このような赤外線映像や表面温度映像で、気をもませた氷山と氷舌の衝突を確認することになりました。
 その瞬間がいつなのかは、4月10日から4月15日の間で見解が分かれています。
 テラでは、Teraa衛星とAqua衛星の映像でドリガルスキー氷舌に対するB15-A氷山の角度により、4月10日前後と推測しました。
 南極はこれから海氷も氷山のように固く凍りますので、惑星地球史上最大の激突は、一時休戦になります。
 地球画像では、ヤフーの記事リンクからのアクセスも落ち着きだしましたので、B-15A氷山がその誕生の一泣きからドリガルスキー氷舌と連れ合うまでを時系列映像で網羅を試みました。
 サーバーのアクセス制限も懲りずに35枚の画像の一挙掲載と6000ピクセル・3メガバイトを越す超拡大画像も設定しました。
 思う存分に南極ロス海の氷山と氷舌の激突までをご堪能くださいませ。

 南極の巨大なB-15A氷山は、2004年12月からドリガルスキー氷舌を脅かしていました。
 幅28キロメートル、長さ122キロメートルで、弱い者虐めの氷山は、デイビス氷河の海上にある延長部のドリガルスキー氷舌の方へものすごい勢いで突進して『粉砕するぞ』と脅迫しました。
 ところが、熱望したドリガルスキーまで5キロメートルにも満たない寸前の浅い海岸で座礁し、そこでふて腐れて休んでいました。
 その後、マクマード湾の海氷に尻を蹴飛ばされて、ついに、ロス海で氷舌を通り越し漂い始められるように氷山は、回転しました。
 ちょうどドリガルスキーが、衝突から逃れられるかもしれないと思ったそのとき、B-15Aは脇へ逸れるついでにゆるく氷舌の凸縁端をに打撃を加えました。

 冷たい海が、この『地』に氷山を閉じ込めるので、これら氷山の漂流は、南極の春までまもなく停泊します。


6347*6020 ピクセル 3.42メガバイトの拡大設定画像は、こんなんです。

 画像バーゲンの付録は、2005年日本の春を宇宙から見た画像です。

 おことわり。

 数日分の画像を一挙に掲載しているため、サーバーの機嫌を損ねて画像転送制限があるかもしれません。
 気長にトライしていただきたいと思います。

今日の地球画像 2005年4月24日号へは、ここをクリックすると移動します。