天国と地獄に掛かる橋 ハリケーン・カトリーナ被災全貌記録

水中高速道路、水中遊園地、水中住宅街・・・・

 今日の地球画像は、米国海洋大気庁の双発ジェット機で記録したハリケーン被災の全貌です。

 この橋が、巨大ハリケーンカトリーナの被災でニューオリンズを天国街と地獄街に分けました。

 今日の地球画像では、NOAAの350件を越す映像データから、ニューオリンズの被災模様の一部を無作為同様に抽出して取り上げました。

 記録集では、16枚の画像を紹介しました。

 拡大画像では、被災状況を遅れて視察したブッシュ大統領よりも詳細に見られるでしょう。

 一説によると、飛行場の滑走路はほぼ無傷で、離着陸に支障は無かった模様ですが、被災の規模に臆したのか、それとも着地視察で膨大な復興資金の拠出を約束する事態を避けたかったのか、ニューオリンズを小一時間ほどの空中視察で、すたこらさっさとホワイトハウスの夕食に帰参しました。

 翻って日本の輩は激甚被災時にどうだったでしょう。

 去年の新潟中越震災では、余震がほとぼりさめてからでした。取りも直さずに被災地に駆けつけなかった理由は、憎き天敵田中の姉御様の占拠(選挙とも称します)地盤だったからです。越後の故事を我田引水しても、敵に塩を送るほど酔狂な首相輩じゃござんせん。

 今年の福岡北部地震では、盟友の猥褻元幹事長の選挙を控えていたために、これ幸いと応援弁士よろしく出かけ、復旧支援の先付け小切手を惜しみなく切って、差別政策の本領を遺憾なく発揮しました。

 政治家は、古今東西を問わず、国民全般はもちろんのこと選挙区の住民のことを真剣に思慮して選挙で立候補していません。

 投票をお願いしますと頭を下げても、それは選挙民にではなく票にであり湧き出る利権に対する思慕です。

 今日の地球画像のこの一枚は、来るべき総選挙が、私たちの明日を暗示しているともいえます。

 声高に叫ばれる現状の郵政民営化とは、この運河の堤防がその実態として示しているでしょう。

 有権者のあなたは、今、この橋のど真ん中で思慮しています。しかし、倒壊した堤防も、その後の悲惨な状況も見えていません。

 ぶっ壊すのは、サルでも台風でもハリケーンでも出来ます。人心を築く叡智は、ぶっ壊す片意地な思想から生じるものではなく、千差万別の尊重に宿るのです。

 選択の自由もなく民衆の声を歪曲化する姿勢は、郵政民営化に反対する国民のホロコーストです。

 ハリケーン・カトリーナが見せた天国と地獄に掛かる橋の 今日の地球画像 2005年9月6日号が、拡大画像と共にお待ちいたしております。

+ + + + + + +

週一で手抜き更新予定の今日の地球画像ですが、記録として留め置き記憶として残すべきと思われるハリケーン被災の映像に遭遇しましたので、3日連続で更新します。

今日は、これでもかの一部に過ぎない水没都市ニューオリンズの特集です。

ブッシュ大統領の視察よりも遥かに早い被災状況を拡大で確認できるでしょう。

高度200メートルほどからの航空写真ですので、衛星画像では見られない詳細を把握できます。

データ番号だけでの無作為抽出にもかかわらず、主題画像との出会いは、天の導きかもしれません。ついでに『解説』モドキもかなぁ?

久しぶりに更新するNASA情報も、恒例の自然災害に弱いNASAについてです。7日の夜に予定しています。
ロケットが、芝生でお寝んねしていました。子守唄は、ハリケーンカトリーナの超美声のようでした。