火山島ガラパゴスで噴火に耐え生きる
今日の地球画像は、最近火山が噴火した『進化論』の元祖のガラパゴス諸島です。
ガラパゴス諸島は、貴重な動植物の宝庫であると同時に私たちの日本列島以上に活発な火山を抱えています。
2005年10月22日に、ガラパゴス諸島のイサベラ島(イスラ・イサベラ)のシエラ・ネグラ火山が、12,800メートル(アメリカ地質調査発表)まで灰を吹き上げ噴火し始めました。
その後の衛星観察は、雲の高さを7,600メートルと推定しました。
3日間、火山は噴火し続けました。
10月25日に空を飛んでいるテラ衛星が、中程度の分解能イメージング分光放射計(MODIS)でこの映像を記録しました。
この画像は、イサベラ島のシエラ・ネグラ火山から流れて、太平洋上の南西に吹いている火山塵と蒸気の強い柱状噴出を示しています。
しかし、ABCニュース(アメリカ)によると同じ噴火で生じた溶岩流が、火山の北東側面に沿って流れました。
現在のところ、熔岩流の方角は、火山の南側面にある村、人々、そして島の有名な野生生物のいずれも脅かしていません。
当局は、状況が変わったならば、島の住民を避難させる事前対策の準備を整えました。
ガラパゴス諸島は、赤道に沿った南アメリカの西海面の上に頭を突き出している火山の集積です。
イサベラ島を除いて、主な各島は1つの火山性の頂上から成ります。
群島で最も大きいイサベラ島は、水の上で次第に変化した6つの火山、ウルフ火山、ダーウィン火山、アルセド火山、シエラ・ネグラ火山から成っています。
これらの火山は、全てが平らなドームのように非常にゆるやかな斜面で形づくられる盾状(シールド)火山です。
溶岩、岩、灰流の組合せから造られる火山と対照的に、シールド火山は、溶岩流だけから造られます。
堅くなった黒い溶岩は、島を特徴づけて、シエラ・ネグラの名前は「黒い山脈」と訳すことができます。
地質学では、数十万から数百万年の年代に及んで島は、若い部類に入ります。
いくつかの火山は、まだ造られている最中で、ガラパゴスは、世界で最も激しく活発な地域の1つです。
陸の橋は、これまでにこれらの火山の頂上を他の大陸に接続させず、最も近い大陸でさえ数百キロメートル離れています。
19世紀の博物学者チャールズ・ダーウィンは、航海の間、ビーグルで1830年代にガラパゴスを訪問しました。
巨大なカメ、フィンチ、イグアナなどのこれらの島に住んでいた植物と動物の謎は、ダーウィンの自然淘汰説(進化論)の展開を手助けしました。