2005-01-01から1年間の記事一覧

2006年版特選月別カレンダーのお知らせ

木枯らしの前に台風20号と共に惑星テラ見聞録では、2006年版の月別カレンダーをお届けいたします。 それぞれ印刷ページにしてありますので、ご奇特な方のご利用をお待ちいたしております。 第一弾は、特選オーロラ・カレンダー、特選惑星状星雲カレンダーの1…

 棒渦状銀河天の川

スピッツァー宇宙望遠鏡で行われた星々の最近の調査は、私たちの天の川銀河が最早(もはや、今では)紛れも無く、いわゆる普通の渦状銀河でないと天文学者に確信させています。 銀河のディスク内から外を見たとしても、天の川の本当の構造を識別するのは難しい…

地球の異常気象の原因は、銀河中心に近づいたため?

今日の宇宙画像は、私たちの天の川銀河です。 これまでに知られていた構造よりも大きな変化がありました。 なんと、太陽系がいつの間にか銀河中心に移動していました。 まさに、銀河中心の巨大なブラックホールに引き擦り込まれていたのです。 と、今日の宇…

 塵と星々の渦状銀河NGC 613

暁の薄明が、チリのパラナル天文台に届いたとき、天文学者たちは、何億光年も離れている微かなクェーサーの調査を中断しました。 そして、ホンのしばらくの間、彼らは、近くの宇宙の美しさの鑑賞でヨーロッパ南天文台の非常に大きな望遠鏡を使いました。 1つ…

スポットライトに照らされているような佳人銀河

今日の宇宙画像は、三佳人(かじん)渦状銀河です。 取り上げた3つの銀河は、NGC 613、NGC 1792、NGC 3627として知られています。 これらの銀河は、相当に進行中の星誕生活動を示す強い遠赤外線(電波放出と同様)で特徴付けられています。 実際に、これらの映…

 惑星誕生段階を整えた巨大な星のディスク

若い星々を取り囲んでいる塵の不気味なディスクの劇的な映像は、惑星システムの初期の形成段階であるかもしれないもので、天文学者にニュールックを与えています。 ハッブル望遠鏡によるこれらの映像が惑星を示さないけれども、望遠鏡で見られる真横向きディ…

ジェットの噴出で発展を見せる空飛ぶ円盤十態

今日の宇宙画像は、八個の宇宙を飛ぶ円盤の十態です。 これらの原始星の円盤は、ジェットを噴出して私たちの太陽系のように発展していく模様です。 私たち惑星地球人も十人十色ですが、原始星の空飛ぶ円盤も個性豊かです。 さて、今日の号でとりあえずは、原…

 幼児星の変化する外観

NASAのハッブル宇宙望遠鏡で撮った一連の映像から作られるコマ落しの動画は、その若い星々とそれらの環境が、ちょうど数週または数ヶ月でめざましく変化することを天文学者に明らかにしています。 大部分の子供たちと同様に、現在から数ヵ月後にスナップ…

空飛ぶ円盤の操縦争いと宇宙に広がるジェット帽子

今日の宇宙画像は、宙飛ぶ円盤と宙に広がる帽子の継続観測です。 宙飛ぶ円盤の「操縦」内部でも権力争いがあるみたいで、観測するたびに輝きの強さが左右の円盤で異なっています。 我が地球でも政治家が権力の場を争うのも、自然の摂理、宇宙の倣いでござい…

 星の出生の炎と激しさを観察したハッブル

ハッブル望遠鏡は、星の「建造」の最後の段階と同時に起こる断続的に噴出するダイナミックな過程の詳細な観察を提供しました。 ハッブル映像は、星を造って惑星システムに成分を供給する塵とガスの星を囲むディスクの崩壊を格段に明白な観察で提供します。 …

宇宙を泳ぐ竜(ドラゴン)と空飛ぶ円盤の謎解きその2

今日の宇宙画像は、宙飛ぶ円盤物体の仲間の宇宙ドラゴン、宙の竜です。 どちらも私たちの太陽系誕生過程を明らかにできる観察対象です。 ですから、この謎解きは、簡潔に済ませるわけに行きませんので、第2弾として、ちょっと詳細に掘り下げてみました。 宙…

 生まれたての宇宙での「大きな赤ちゃん」銀河

天文学者は、かつての初期の宇宙に居住した最も遠く最も大きい銀河のうちの1つを確認するために、NASAの重要な天文台であるスピッツァーとハッブル宇宙望遠鏡の2つの鋭い能力を使用しました。 一般通念では、銀河は、川が多くの小川の合流から成るように、と…

宇宙の天動説と地動説を問いかけそうな銀河の発見

今日の宇宙画像は、宇宙が幼児であったときに誕生した天の川のような大規模な銀河です。 先日号では、宇宙の幼児時代で銀河よりも先に誕生したらしい星々を取り上げました。 それに対抗するかのように出現したのが、今日取り上げた早熟な「赤ちゃん」銀河で…

巨大な南極のオーロラと氷山を間近に見る

今日の地球画像は、ほぼ日常的に演舞しているけれど、時々しか観測されない南極のオーロラと懐かしの氷山B-15Aです。 自信を持って拡大画像をご覧になるようお勧めできます。 ですから、画像関連の説明は、簡素です。 拡大画像を見て思うのは、極地のスケー…

 UFOのような天体を検出

その目立つ外見のために天文学者は、それに「空飛ぶ円盤」と愛称をつけました。 それは、偶然に無関係な調査プログラムの間に見つかって、私たちの太陽系がその初期の幼少であった時に見えたにちがいないような印象的な肖像を提供します。 新しい天体は、惑…

空飛ぶ円盤との遭遇は、我が太陽系の歴史

今日の宇宙画像は、謎の飛行物体、空飛ぶ円盤です。 その姿は、拡大画像で心行くまで検証するとして、この画像では控え目に登場しています。 さて、この空飛ぶ円盤の未知との遭遇の話題ですが、宇宙画像としては、ある程度「真相」を突き止めないといけない…

 原始のクェーサー

最初のクェーサーは、どのように見えたのでしょうか? 最も近いクェーサーは、現在、銀河中心の超大規模ブラックホールであると知られています。 時々、ホーム銀河の全体の外部を輝かせて、クエーサーに落ちるガスと塵が明るく白熱します。 宇宙の最初の10億…

原始の銀河よりも先に宇宙生命が「誕生」した!!

今日の宇宙画像は、宇宙が9億歳だった時のクェーサーです。 最初の星々の世代は、このクェーサーよりも数億年も早く誕生していました。 それも、ビッグバンから2億年後周辺です。 今回の観察では、とてつもない余禄を原始宇宙の光が伝えてきました。 それは…

 クレセント星雲の端に

クレセント星雲は、瀕死の星を囲んでいるガスの速く広がっている殻です。 星雲の3光年範囲の明るいダイナミックな一部が、代表的な色で示されています。 クレセント星雲は、中心のウォルフ・ライエ星(WR 136)が強い星の風で、その外の層を放棄し始めたときに…

織田信長の様に短くも強烈な生涯星のクレセント星雲

今日の宇宙画像は、大規模な星が超新星爆発をする前の星雲模様です。 源の星は、短い生涯でも強烈な影響を周囲に及ぼしているようです。 それは、戦国時代をその強烈な個性で終結させた織田信長のような生涯に似ているのかもしれません。 もちろん、年数的に…

氷の月エウロパの海中生命考察と人面のおまけ

宇宙生物学が提起する問題の多くは、科学のコミュニティ内では、激しい議論の対象です。 どのように、生命は始まりましたか? 私たちは、他の世界上でどんな種類の生物形態を見つけるのを予想するべきですか? 太陽系では、地球以外に火星や木星の月エウロパ…

 以前に見たことのない衝撃を明らかにするハッブル

私たちの太陽のような星は、最終的には、惑星状星雲になってその大部分の物質を外へ放出します。 この画像は、OH231.8+4.2と呼ばれる天体に起こっている惑星状星雲の初期の段階で、冷めた瀕死の星を囲んでいます。 このシステムは、その独特な形態からヒョウ…

時速150万キロで突進する宇宙園芸産のヒョウタン星雲

今日の宇宙画像は、宇宙の園芸作物ヒョウタン星雲です。 このヒョウタンは、まだ成長途中で、これから千年後にもっと別の姿に変身する模様です。 それは、さなぎが繭から抜け出して、幼虫では想像もつかない素晴らしい蝶のような姿を見せるかもしれません。 …

 初期の宇宙内の特大の星誕生領域

遠くの銀河集団の背後に見える光の不思議な弓形は、これまでに宇宙で発見された中でも最も明るく最も熱い最大の星の誕生領域でした。 この弓形は、リンクス・アーク(山猫座アーク)として知られていて、天の川銀河で有名な星の誕生領域であるオリオン星雲よ…

120億光年離れた銀河の超明るく熱い星誕生域

今日の宇宙画像は、120億光年離れている銀河内の超明るくて熱い星々の誕生領域です。 地球から54億光年ほど離れている銀河団の重力レンズ作用によって、赤っぽい弧を描いて出現しました。 この銀河は、ちょうど宇宙が青少年期を経験しているの頃になります。…

アインシュタイン理論の終焉を狙うNASAの宇宙実験

「すべての理論」の候補の多くは、宇宙を透過するスカラー場の存在を予測します。 アインシュタインは、彼が重力に関して宇宙論的定数を彼の方程式に導入したときに、最初にそのような場を提案しました。 彼は、後で気が変わって、この用語を取り消しました…

地球生命の誕生とその行く末は

今日は、宇宙生物学から惑星地球の生命の誕生と行方について考えます。 私たち惑星地球の生物は、運命付けられています。 ある日、地球は、焼け燃え尽きて膨れた赤色巨星に完全に飲み込まれてしまいます。 これは、私たちの太陽のような主系列星の近くに生き…

ペルーのナスカ・ライン、ナスカの地上絵考察 その1

今日の地球画像は、古代のナスカの人々がペルーの砂漠に彫った巨大なデザインを認識できる衛星の眺めです。 Ikonos衛星からのこの眺めは、砂漠の向こう側に何キロメートルも伸びる巨大な螺旋、クモ、完全にまっすぐな直線を明らかにします。 古代ナスカの人…

 暗黒物質とは何?

綿密に銀河の回転の速度を計る一方、天文学者は、深い宇宙ミステリーにつまずきました。 天文学者は、全ての可視の星とガスの質量を計算することによって銀河の重力を決定し、回転速度を上げるのが何であるかを推定することができました。 非常に驚いたこと…

見えないけれど「存在」する暗黒物質

今日の宇宙画像は、暗黒物質、ダークマターについてです。 得体の知れない宇宙の「物質」故に、存在の肯定派と否定派に二分される宇宙論の領域です。 最初から「無い」という否定の立場では、理論の進捗も停滞しますので、見えないけれど「存在」するという…